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執筆者の写真調味料東雲

生きる理由


ここから先は少し、悲しい内容になります。


読める人だけ読んでくれたら幸いです。




2021年11月19日の今日、大切な恋人の葬儀が終わった。


実際に会えたのはこれで3回目だね。




あの子は、私と釣り合わないぐらい、いろんなことで悩んでいた。


理由は追求しちゃいけないだろう、そもそもあの子の見える世界は私とは違うはずだから。


問い詰めるつもりはない。


悔やんでも仕方ない。




あの子の頬は氷みたいにひんやりしていた。


前に繋いだ手とか、抱きしめた体は温かったのに、もう冷たい。




目の前が歪んでいて前を向けないほど泣いた。




私から告白した。初めて本当の恋をした。


一目惚れとかそんな生半可なものではなかった。


お互い最初は妙な敬語使っていたけど、いつの間にか消えていたね。


みんないっしょにゲームしたり、傷を分かち合ったり、変な会話したり、甘えたり、騒いだり、悩みも本音も全部言い合った。


欠けてるもの同士、分かり合えた、支え合った。




楽しかったよ。




あの子が後ろを見たのなら私が前を見る。これで全部見えるはず。




私はあの子の創作の続きをかきたい。 真似事にすぎないけど、あの子なら喜んでくれるはずだ。




亡くなったことを知った後、何度かあの子の声や姿が認識できてしまって、頭がどうにかなりそうだった。


それで思わず一瞬嬉しい気持ちになってしまったりした。多分私に尻尾がついてるなら扇風機みたいにぶん回してただろう。




あの子の母から遺品をもらった。全部見覚えがある、忘れるもんか。


いつも鞄の中に、会ったときに描いた私の絵を入れていたらしい。


ふふ、私の稚拙な絵なんかよく持っててくれたなぁ。嬉しいよ!



あの子の日記も読んだ。とても読めるような字ではないけど、私は全部読めた。


消した字も破れてるページもちゃんと見えたよ。



私の憧れの絵師さんのスウェットまでもらってしまった。(土下座したいぐらい申し訳ない)


なんなら今日から全部持ち歩いたり、使っていく予定だ。最高の気分だよ。


植物も、声も、音楽も、小説も、全部あなたを思い出す。



骨はそれはもうてんこ盛りだった、カルシウムちゃんと摂ってたんだな!やるじゃん。



もう「ごめんなさい」とか「嫌いになってよ」なんて言わせない。


これは夢じゃない。



今、人に見せられないような顔でこれを書いている。


今、私は不幸せだ、だからまだ諦めるには早い。



私に死なんか似合わない、支えてくれる人がいるから、私の中にあなたがいるから。


忘れられない。




絶対死ぬわけにはいかない、不死身になるほど生きてやるんだ。背負うからな。


めちゃくちゃ生きて、何か功績を作るからさ、来世は二人で犬にでもなってみないか!?ボーダーコリー!!いいねぇ


夢があるね。





じゃあ、いつもの恒例、



大好きだぞ

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